PLAUDは「録音の聞き直し」をなくすAIボイスレコーダー
PLAUDは、録音した音声をAIが自動で文字起こし・要約し、さらにその内容にAIで質問までできるボイスレコーダーです。会議、商談、打ち合わせ、インタビュー、通話を記録し、あとから議事録やメモへ整える作業をまるごと肩代わりします。
狙いはシンプルで、「録音はするものの、後で聞き直して書き起こすのに時間がかかる」という負担を消すことです。録音したその場で音声がテキストになり、要点が要約され、必要なら「あの予算の件はどう決まった?」とAIに尋ねれば該当箇所を踏まえて答えが返ってきます。議事録作成に毎回30分かけていた人なら、その時間がほぼゼロになる、というのが導入効果のイメージです。
向いているのは、定例会議や商談が多く議事録づくりに追われている人、インタビューや取材の文字起こしを外注せず手元で完結させたい人、そして「録ったはいいが活用できていない音声」が溜まっている人です。
製品ラインナップ:カード型と装着型の2系統4モデル
PLAUDは使うシーンが異なる2系統・4モデルで展開されています。ここを取り違えると「思っていた使い方ができない」となりやすいので、最初に押さえておきます。
- カード型(PLAUD Note / PLAUD Note Pro):カードサイズの本体を机に置く、またはスマホの背面に貼り付けて使うタイプ。会議室やデスクでの打ち合わせ・通話録音に向きます。
- 装着型(PLAUD NotePin / PLAUD NotePin S):首元や襟に着けて使うウェアラブル型。手がふさがる作業中や立ち話、歩きながらの会話も逃さず録れます。
「会議室で座って使うことが多いのか」「動きながら一日中録りたいのか」で系統を選ぶのが、もっとも失敗しない選び方です。
実価格:本体は買い切り(¥27,500〜)
PLAUDの本体はいずれも買い切りです。2026年5月時点で編集部が確認した価格(税込・セール前)は次のとおりです。
| モデル | タイプ | 価格(税込・セール前) |
|---|---|---|
| PLAUD Note Pro | カード型 | ¥30,800 |
| PLAUD NotePin S | 装着型 | ¥28,600 |
| PLAUD Note | カード型 | ¥27,500 |
| PLAUD NotePin | 装着型 | ¥27,500 |
もっとも手が届きやすいのはカード型のPLAUD Noteと装着型のPLAUD NotePinで、ともに¥27,500。最上位はカード型のNote Proで¥30,800です。まず「自分は会議室派か、装着派か」を決め、その系統の中で標準モデル(Note / NotePin)か上位モデル(Note Pro / NotePin S)かを選ぶ、という順序で考えると迷いません。セール時はこの価格から下がることがあるため、購入前に最新価格を確認するのが得策です。
AI文字起こしプランの選び方
PLAUDで見落としがちなのが、本体価格とは別にAI文字起こし・要約がプラン制である点です。本体を買えば録音はできますが、AIによる文字起こし・要約の利用量はプランで決まります。
- 年間プロプラン:毎月一定量を安定して使う人向け
- 年間無制限プラン:文字起こし量が多く、上限を気にせず使いたい人向け
- 文字起こしパッケージ(600分 / 3000分 / 6000分):必要な分だけ買い切るスポット型
目安として、毎週の定例会議や日々の打ち合わせで継続的に使うなら年間無制限が結局いちばん無駄がありません。一方、「繁忙期だけ」「特定プロジェクトの間だけ」といったスポット利用なら、600分・3000分・6000分のパッケージで必要量を見積もって買うほうがコストを抑えられます。
AI機能:文字起こしだけで終わらない
PLAUDの価値は「テキスト化」よりむしろ、その先の処理にあります。
112ヶ国語の文字起こしと話者の自動判別
112ヶ国語に対応し、誰が話したかを示す話者ラベルを自動で判定します。複数人の会議でも「発言者ごと」に整理されるため、議事録としてそのまま使える状態に近づきます。
多次元要約
同じ録音でも、用途に応じて要約の切り口を変えられます。たとえば「決定事項とToDoだけ」「議論の流れ重視」「クライアント報告用」など、目的別に要約を出し分けられるので、会議後の使い回しがしやすくなります。
Ask Plaud(録音内容にAIで質問)
録音した内容に対して、後からAIに質問できます。「先方の懸念点は何だった?」「次回までの宿題は?」と聞けば、長い録音を聞き直さずに答えにたどり着けます。
AutoFlow(録音後の処理を自動化)
録音が終わったあとの「文字起こし→要約→整形」といった一連の処理を自動化するワークフロー機能です。毎回手動で操作する手間を省けます。
マルチモーダル入力
音声だけでなく、画像やテキストも取り込めます。ホワイトボードの写真や配布資料とあわせて記録を残したい場面で役立ちます。
プライバシー:法人導入でも通る認証レベル
業務の録音はセンシティブな情報を含むため、セキュリティは無視できません。PLAUDはISO 27001/ISO 27701、GDPR、SOC 2、HIPAAに対応しており、個人利用はもちろん、情報管理の基準が厳しい企業でも導入の検討に乗せやすい認証をそろえています。「議事録は便利だが、録音データの扱いが不安で導入に踏み切れない」という法人にとっては、この点が判断材料になります。
始め方
- 使うシーン(会議室中心か、終日装着か)から系統を選び、本体を購入する
- スマホにPLAUDアプリをインストールし、本体とペアリングする
- AI文字起こしのプラン(年間 or パッケージ)を、想定する利用量から選ぶ
- ワンタッチで録音 → 自動で文字起こし・要約まで完了
- 必要に応じてAsk Plaudで内容に質問したり、要約を報告用に整える
PLAUDが向いている人・向いていない人
最大の強みは、録音から文字起こし・要約・質問までを1つのアプリで完結できる設計の一貫性です。デバイスとAI処理が一体化しているため、「録ったあとに別アプリへ移して…」という手間がありません。会議が多い職種ほど、議事録づくりの時間圧縮という形で効果がはっきり出ます。
一方で、本体が買い切りでもAI文字起こしはプラン費用がかかるため、ランニングコストはゼロではありません。録音のごく一部しか文字起こししない使い方だと、パッケージの最小単位を持て余す可能性があります。また、文字起こし精度は録音環境に左右されるため、騒がしい場所や複数人が同時に話す場面では過信は禁物です。
Notta・ZENCHORD1との違い
文字起こし系で比較対象になりやすいのが、装着型イヤホンのZENCHORD1と、アプリ型のNottaです。
ZENCHORD1は耳に装着するイヤホン型で、文字起こし・要約はNotta連携が前提です。「とにかくハンズフリーで対面会話を録りたい」人に向きます。Nottaはデバイスを持たずスマホアプリで完結する手軽さが魅力ですが、専用録音デバイスではないぶん常時録音の運用には工夫が要ります。
これらに対してPLAUDは、専用デバイスとAI処理(文字起こし・要約・Ask Plaud)を一体で設計しているのが違いです。「録る」から「使える形にする」までを1つの製品でまかないたいなら、PLAUDが素直な選択になります。録音した内容をChatGPTなど対話AIに渡してさらに企画や文章へ展開する、といった使い方とも相性が良好です。
まとめ
PLAUDは、「録って終わり」だった音声を、その場で使えるテキストと要約に変えるデバイスです。本体は¥27,500からの買い切りで、AI文字起こしは利用量に応じてプランを選ぶ構成。会議室派ならカード型のNote / Note Pro、終日録るなら装着型のNotePin / NotePin Sと、使うシーンで素直に選べます。
議事録やメモ作成の負担が大きい人ほど、導入効果を実感しやすいツールです。まずは自分の使うシーンに合うモデルを選び、想定する文字起こし量からプランを見積もるところから始めてみてください。