はじめに: PLAUDとZENCHORD1、どちらを買うべきか
会議や打ち合わせの議事録を自動化したい——そう考えたときに候補に挙がるのが、AIボイスレコーダーのPLAUDと、Notta連携のAI議事録イヤホンZENCHORD1です。どちらも「録音→文字起こし→要約」を自動化しますが、設計思想がはっきり異なります。
先に結論を述べます。録音から文字起こし・要約・AIへの質問まで1つのアプリで完結させたいならPLAUD、イヤホン装着でハンズフリーに録りたい/すでにNottaを使っているならZENCHORD1です。本体価格はZENCHORD1(¥26,980)がわずかに安いものの、文字起こしの仕組みが両者で違うため、価格だけでは選べません。以下で具体的に見ていきます。
一目で分かる比較表
| 項目 | PLAUD | ZENCHORD1 |
|---|---|---|
| タイプ | カード型/装着型の2系統4モデル | イヤホン型ウェアラブル |
| 本体価格(税込・セール前) | ¥27,500〜¥30,800(買い切り) | ¥26,980(買い切り) |
| 文字起こし | 自社アプリ(112ヶ国語・話者ラベル自動判定) | Notta連携 |
| 要約・AI質問 | 多次元要約・Ask Plaud(録音にAIで質問) | Notta側の機能に準拠 |
| 文字起こしプラン | 年間プロ/年間無制限/パッケージ(600・3000・6000分) | Nottaのプランに準拠(無料枠あり) |
| 装着スタイル | カード型(Note)+装着型(NotePin) | イヤホン装着 |
| プライバシー認証 | ISO 27001/27701・GDPR・SOC 2・HIPAA | 公式の最新情報を確認 |
| 入手性 | 公式中心 | ビックカメラ・ヨドバシ・楽天など量販店でも |
PLAUDの強み・弱み
PLAUDの最大の強みは、録音から文字起こし・要約・AIへの質問(Ask Plaud)までを自社アプリで完結できる一貫性です。文字起こしは112ヶ国語に対応し、誰が話したかの話者ラベルも自動判定。用途に応じて要約の切り口を変えられる多次元要約も備えます。さらにISO 27001/27701、GDPR、SOC 2、HIPAAに対応し、情報管理が厳しい法人でも検討に乗せやすいのが特徴です。会議室向けのカード型(Note / Note Pro)と、終日装着できる装着型(NotePin / NotePin S)の2系統から選べる柔軟さもあります。
弱みは、本体(¥27,500〜)が買い切りでも、AI文字起こしは別途プラン制で費用がかかる点です。録音のごく一部しか文字起こししない使い方だと、プランを持て余す可能性があります。詳しくはPLAUDの個別レビューで解説しています。
ZENCHORD1の強み・弱み
ZENCHORD1の強みは、イヤホン型でハンズフリーに使える手軽さと、¥26,980の買い切りで量販店でも入手しやすい点です。Makuakeで約1.25億円・5,388人の支援を集め、2025年10月30日にNotta連携・一般販売が始まりました。耳に着けたまま対面会話や歩きながらの会話を自然に録れるため、据え置き型では取りこぼしていた場面を記録できます。
弱みは、文字起こし・要約がNotta連携前提である点です。本体代に加えてNotta側のプラン費用がかかる場合があり、文字起こしの仕組みをデバイス側で完結させたい人には向きません。また、連続使用時間や重さといったハードウェア仕様は公式ページに明確な記載が確認できていないため、長時間の会議で使う予定なら事前確認が必要です。詳細はZENCHORD1のレビューを参照してください。
使うシーン別のおすすめ
会議室で議事録を完結させたいなら
PLAUD(カード型 Note / Note Pro) が向きます。机に置いて録音し、そのまま文字起こし・要約・要点の質問までアプリ内で完結できます。
終日装着して、思いつきや立ち話も逃さず録りたいなら
装着型が候補です。PLAUDのNotePinかZENCHORD1のどちらか。文字起こしまで自己完結したいならPLAUD、Notta連携でよく量販店で実機を見て買いたいならZENCHORD1です。
すでにNottaを使っているなら
ZENCHORD1 が自然です。使い慣れたNottaの文字起こし環境に、ハンズフリーの録音デバイスを足す形になり、導入の心理的ハードルが低くなります。
多言語の会議が多いなら
PLAUD が有利です。112ヶ国語対応と話者ラベルの自動判定で、多言語が混じる会議でも整理された議事録に近づきます。
料金で選ぶなら
本体価格だけを見ると、ZENCHORD1(¥26,980)がPLAUD(¥27,500〜)よりわずかに安く収まります。ただし、両者とも「本体+文字起こし費用」の2階建てである点に注意が必要です。
- PLAUD:本体買い切り+自社のAI文字起こしプラン(年間/無制限/パッケージ)
- ZENCHORD1:本体買い切り+Nottaのプラン(無料枠あり)
文字起こし量が読めないうちは、無料枠を併用できるZENCHORD1+Nottaで小さく始める手もあります。一方、文字起こしを日常的に大量に行い、要約やAIへの質問まで一気通貫で使うなら、PLAUDの年間無制限プランのほうが結果的に無駄がありません。「本体の安さ」より「自分の文字起こし量と、どこまでAIに任せたいか」で判断するのが妥当です。
どちらを選ぶべきか結論
- 録音→文字起こし→要約→AIへの質問まで1つで完結させたい → PLAUD
- 多言語の会議が多い/法人でセキュリティ認証を重視する → PLAUD
- イヤホン装着でハンズフリーに録りたい → ZENCHORD1
- すでにNottaを使っている/量販店で実機を見て買いたい → ZENCHORD1
まとめ
PLAUDとZENCHORD1は、同じ「AI議事録デバイス」でもアプローチが異なります。PLAUDは文字起こしからAIへの質問までを自社アプリで完結する一体型、ZENCHORD1は装着型イヤホン+Notta連携で手軽に始められる連携型です。
文字起こしの仕組みまで1つにまとめたい、多言語やセキュリティ認証を重視するならPLAUD。ハンズフリーの装着型でNotta連携でよく、量販店で入手しやすさを取るならZENCHORD1。自分の使うシーンと文字起こし量を起点に選べば、買って後悔しにくくなります。まずは各製品の詳細をPLAUD・ZENCHORD1のレビューで確認してみてください。